HIVの検査
HIVの検査(抗体検査)は、5~10ccの採血をおこない、その血液中にHIVウイルスに対する抗体が存在しているかどうかを調べます。
最初に高感度なスクリーニング検査をおこない、HIV感染の可能性を検査します。
その検査結果が陽性であれば、HIV感染の可能性があるため、確認検査で本当に感染しているかどうかを検査します。
陰性であれば、感染してないものと判断する事ができます。
スクリーニング検査で陽性となった場合にも、そのうちの0.3~1%は感染していなくても陽性(偽陽性)となる事がありますので、確認検査によって正しい判断をおこなう必要があります。
しかし、HIVに感染した直後は、まだ体内に抗体が作られていない期間(ウインドウ期)ですので、検査を受けても陰性となる可能性が高くなります。
また、体内に抗体が作られる時期には、個人差が大きいと言われています。
そのため、正確にHIVの感染有無を調べるには、感染した可能性のある日から、3ヶ月以上経過してから検査を受ける事が好ましいと言われています。